入れ歯専門歯科医院・神奈川県藤沢市_レジリエンツテレスコープの症例

2017/09/20
レジリエンツテレスコープ義歯の症例001

・入れ歯が合わない、ひどい口臭に悩んでいた60代の女性です。

 

あらやしき歯科医院に来院時、

「入れ歯が痛くて食事ができない。上顎の入れ歯がすぐにはずれてしゃべりにくい。娘にすごく口が臭いと言われてショックだった」という主訴がありました。

 

「以前から定期的に歯科医院に通って歯石除去と義歯調整を繰り返してきたが、ずっと入れ歯が合わない。入れ歯がフラフラして不安定で、食事をしようにも痛くて仕方がない。それでいて歯科医院に行くたびに歯を抜かれてしまった」と、話してくれました。

 

前医には「○○さんのお口はとても難しいので(保険外の)いい入れ歯にしないと良くならないですよ」という説明を受けて「今度の入れ歯は一生モノだと言われてたんだけど…」と、落胆していました。

 

・初診時の口腔内所見

上顎は総義歯です。義歯は口をあけると落っこちてきてしまい、噛んだ状態でないと外れてしまいます。

下顎は細くて短い部分入れ歯で、筋肉のサポートによる安定が得られない形態でした。

また、痛くて仕方がない入れ歯の内側を、幾度となく何とかしようと努力した跡が見られますが、義歯の形態がガタガタで表面がザラザラになってしまっています。

とても不衛生なので、娘さんに口臭がひどいと言われてしまいます。更には、細菌の温床となった入れ歯によって、いつ誤嚥性肺炎になっても不思議ではありません。

 

上下顎同時印象法とレジリエンツテレスコープ義歯

上下顎同時印象法を用いることで、お口の中の入れ歯を作ることができるスペース、顎関節が安定して噛める位置と入れ歯を安定させる筋肉の形態の全てを一度に型取りしてしまいます。

上顎の入れ歯は、口輪筋や頬筋のサポートを受けているので、大きくお口を開いても落ちて外れる事はありません。

下顎の入れ歯は、レジリエンツテレスコープ義歯で、ご自身の歯を入れ歯の把持に使います。今にも抜けそうですぐさま総入れ歯でもおかしくないような状況ではありますが、残っている4歯を入れ歯の内側に残して利用します。

 

嬉しい報告

・何でも食べられて、痛くない

・新しい入れ歯になって体重が増えた

・大きく口を開けて笑っても、入れ歯が外れない

・おしゃべりが楽しい

・なんだか若返ったみたい。と、知り合いに言われた

・娘が口が臭いと言わなくなった

 

とてもよろこんでいただいて、私たちもうれしく思います。

 

レジリエンツテレスコープ義歯は、できる限り抜歯をしない・歯が有る感覚(歯根膜固有感覚)を残す・それでいて、入れ歯が安定して長期間にわたって良く噛むことができる。といった利点のあるドイツ式の入れ歯です。