プラークコントロールって何ですか?ー 藤沢・鎌倉・茅ヶ崎で歯科相談するならあらやしき歯科医院へ

2017/09/29
Plaque control とは

テレビCMなどで、しきりに言われている『プラークコントロール』

よく歯を磨こう!

っていうことだとは思うけど、、、イマイチよくわからないなぁ?

 

来院当初は、そのように表現する方も多いです。

 

・デンタルプラーク(歯垢)について

歯垢というと、食べカスのことだと思っている人が多いようですが、

実は、病気の原因となる細菌のかたまりなのです。

 

細菌が寄せ集まったものが、プラークです。

プラークは、バイオフィルムとも呼ばれます。

 

・お口の病気は細菌感染症

むし歯は、強力な酸を作り出す虫歯の原因となる細菌によって、

歯の表面のエナメル質が溶かされてしまうことで始まります。

また

歯の内側や根っこの部分(象牙質)は、口腔常在菌の作るわずかな酸でも

溶けはじめます。

 

歯周病は、歯周病の原因となる細菌が歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)で繁殖し続けることで、

起こります。

歯周病菌が歯ぐきに感染して炎症が起こるので、赤く腫れて出血します。

プラークの成熟が進んでいくと、歯磨きだけでは取り除けなくなります。

炎症が拡大した状態を放っておくと、歯が植わっている周囲の骨が溶けていき、

歯を支えている骨が無くなっていくので歯がグラグラして、

歯ぐきが腫れたり膿が出たりして、

やがて歯が抜け落ちてしまいます。

 

・プラークコントロールしましょう!

このように、虫歯菌や歯周病菌が集まって塊となったものが“プラーク”です。

病気を治し、病気にならないようにするためには、

日々できる限り、歯の周りに付いているプラークを取り除く必要があります。

プラークを少なく減らすための行動が『プラークコントロール』です。

 

・2つのプラークコントロール

プラークコントロールには “セルフケア” と “プロフェッショナルケア” があります。

 

セルフケアは、皆様が毎日、自宅や職場で自らがプラークを取り除くための行為です。

 

プロフェッショナルケアは、歯科医院で行う歯科医師や歯科衛生士が行う

プラークを取り除くための行為です。

 

プラークという細菌のかたまりをコントロールする必要があります。

 

細菌は目に見えないので、ご自宅で、ご自身で100%完璧に細菌を取り除くということは、

どうしても不可能です。

定期的に歯科医院でお口の中の細菌・プラークをリセットする必要があります。

 

・プラークコントロールで大事なことは?

日々、歯ブラシやデンタルフロスなどを使って、細菌が増えすぎないように

プラークの量を減らすプラークコントロールを行いましょう。

 

さらには、歯科医院でも、気持ちの良い・すっきりした気分になれて、いつまでも

健康でいるためのプロによるプラークコントロールを受けてください。

 

もっと言うと、細菌の“質”を改善するプラークコントロールもありますが、、、

 

まずは、基礎的な生活習慣として、

細菌の量を減らすプラークコントロールを実践しましょう。

 

“磨てる”と“磨てる”は違います!

 

ご自身のセルフケアによるプラークコントロールの方法について、

これでいいのかな?といった疑問や不安があれば、いつでもご相談ください。