健康を維持して元気に生きていくための4つの要素

2017/10/14
健康の秘訣

・あなたが考える「健康」とは、どのようなものですか?

 

WHO(世界保健機関)が示す健康の定義は

「健康とは単に病気や虚弱ではないということだけではなく、

身体、精神及び社会的に良好な状態を指す」

と、なっています。

 

どうやら健康という言葉には

「単に病気か?病気じゃないか?ということだけではなく、

家族、職場や学校などのコミュニティーにおける人間関係が良好で、

精神的に安定していて、日常生活を営むために必要な気力・体力が十分にある」

という意味も含まれているようです。

 

そのため、日本 では

国民の健康の増進を形成する基本要素となる

1. 栄養 2. 運動 3. 休養 4. 飲酒 5. 喫煙 6. 歯の健康

に関する生活習慣の改善が重要である(健康日本21)

と、提言しています。

 

4.と5.のお酒とタバコは嗜好品なので、関係のない人が多いです。

 

真の健康を手に入れ、維持するために欠かせない基本要素として

国民全員が共通して取り組む必要がある要素は

「栄養」「運動」「休養」と「歯の健康」

ということになります。

 

実は

江戸時代の健康指南書『養生訓』ではすでに、

健康の3要素は運動・栄養・休息であり、

飲酒の仕方に注意する必要があり

喫煙の害について説き

口腔衛生(お口の中を清潔に保つこと)の重要性

について言及しています。

 

いつの時代でも、

「栄養」「運動」「休養」と「歯の健康」は

健康を維持するための原理・原則であると言えますね。

 

“栄養・運動・休養”は聞いたことがあるけれど“歯の健康”も大事なの?

“栄養”で大切な事は、

・栄養素のバランスの良い食事を行うこと

・食品多様性を向上させて、何でも良く食べられること

が、重要です。

 

歯が悪いと、

・硬いものが噛めない

・繊維質のものが噛み切れない・すりつぶせない

と、なっていって、

・食べられるものに制限ができる

・食品多様性が低下していく

・摂取できる栄養が偏っていく

という悪循環になってしまいます。

 

栄養摂取には、健康なお口“歯の健康”が欠かせません。

 

“運動”では、

顎の開け閉めといった顎の運動が、顎関節症によって正常に行えなくなる

下顎は平衡感覚に関係しているので、わずかな咬みあわせのズレが身体バランスを損ねている可能性がある

歯周病が生活習慣病を招いて、ガン・脳卒中・心筋梗塞などになってしまうと、運動ができなくなる。

歯周病菌が関節リウマチを引き起こして、運動機能に支障をきたす

など

 

運動にも“歯の健康”が影響を及ぼします。

 

“休養”では、

歯が痛くて眠れない・休まらない

睡眠時無呼吸症候群のために深い睡眠にならないので、休養になっていない

といったことで

 

休養にも“歯の健康”が影響してきます。

 

“歯の健康”が“栄養・運動・休養”の質を高めるカギである

健康的な生活をおくっていくためには、

歯とお口の健康状態が、その基礎・根幹を成しています。

 

もしかしたら、あなたは

栄養・運動・休養のどれか、または全て、を充実させるために、

様々なサプリメントや健康法を実践しているかもしれません。

 

さらにその健康効果を高めることができるお口の健康“歯の健康”

もし、疎かにしているとしたら、

とても『もったいない』と、思いませんか?

 

活き活きとはつらつとした毎日を守っていくために、

ぜひ、歯科医院を有効活用してください!