潜在的な健康リスク―不正咬合の全身的な健康への危険性

2017/10/31
前歯の機能・犬歯の役割と奥歯の関係

ひどい歯周病による細菌感染症は、

治療しなければ、

アテローム性動脈硬化症によって誘発された冠状動脈性心臓病や脳卒中、

糖尿病の合併症、低体重児出産あるいは呼吸器疾患などの

リスクを高めてしまうことになります。

 

不正咬合は、

治療しないで放置していれば、

歯の咬耗・歯のひび割れ・虫歯の多発・歯頸部のくさび状欠損などの歯冠崩壊

歯周病を

著しく進行させてしまいます。

 

時間とともにだんだんと悪化してしまい、

やがて歯を喪失することになるでしょう。

 

歯周病はアテローム性動脈硬化症の発症・悪化の原因となります。

 

上下の歯が正常にかみ合わないことは、大変危険です。

 

・奥歯と前歯の役割

奥歯はまっすぐに噛んだ時の力を支えています。

 

前歯(特に犬歯)は下の顎が左右に運動するとき、

長くて強い犬歯がその時の噛む力に耐え支えています。

 

下顎が左右に運動した時は、上下の奥歯は互いに接触しません。

 

犬歯が役に立っていないと

歯の咬耗・歯のひび割れ・虫歯の多発・歯頸部のくさび状欠損などが起こり

奥歯は、折れやすく・壊れやすくなります。

 

もし、犬歯の機能を回復しなかったら、、、

歯の擦り減りが続き、繰り返し奥歯が壊れます。

 

犬歯の役割は、より確実にあなたの奥歯を安全に保つことでしょう。

 

奥歯がしみるからといって、奥歯だけを治療していてもよくなりません。

奥歯が壊れたからといって、奥歯だけを修復してもまた繰り返します。

 

前歯の機能とかみ合わせのバランスに気づかなければ

幾度となく、苦労して奥歯の治療を繰り返したとしても

奥歯を失っていくことになってしまうでしょう。

 

大切な奥歯に大きなダメージを負ったり、歯を失ったりしてしまう前に

奥歯と前歯の役割分担を取り戻し

潜在的な健康リスクを回避しましょう。

 

まずは

かみ合わせの状態について

相談してみましょう

 

私たちは

歯科医療を通じて

生涯にわたる全身の健康づくりのサポートを目指しています。