神奈川・藤沢・鎌倉のドイツ式入れ歯_インプラントとリーゲルの症例

2017/11/05
インプラントとドイツ式リーゲルテレスコープ

・右下の歯を1歯、失ってしまった、50代の男性です。

 

あらやしき歯科医院に来院時、

「以前に右下の一番奥の歯を失った時にインプラントを入れたが、

その手前の歯を最近失ってしまった」

というお話でした。

 

訴えは、

「歯を失うたびにインプラントの手術を受けて、

また1歯、また1歯とインプラントを増やしていくことになるのか?

と、考えると不安であり、疑問に感じ、ちょっと納得がいかない」

という想いがあるので

 

「インプラント以外の治療方法について相談したい」

 

ということでした。

 

・初診時の口腔内所見

下顎の右側第一大臼歯を喪失しています。

また、奥のインプラントは、歯の白い部分が欠けて小さくなっています。

対合歯の右上第二大臼歯も咬合面が平らでツルツルに削れてしまっていました。

 

咬合診断を行い

現在の咬み合わせの状態と

治療したらどのようになるかのシミュレーションについて

説明させていただき、

 

相談の結果

既存のインプラントを利用したリーゲルテレスコープ義歯

を今回の治療のゴールに設定しました。

 

 

インプラントを組み合わせたリーゲルテレスコープ義歯

どうでしょうか?一般的には

ひとたびインプラントを植えたら、その後は、歯を欠損するたびに

インプラントを増やしていくことになります。

 

それも選択肢としてはありかもしれませんが、、、

 

できるだけ将来に歯を失うことにならないような治療計画の元で

治療を進めて行きたいと思います。

 

あるいはどうしても、

将来的には失うリスクの高い歯だけれど

今すぐ抜歯してしまうのはオーバーなので

今回はその歯も含めて使っていく治療計画にしよう

ということであれば

 

先々で、場当たり的な治療に終始することの無いように

その歯を失う時期が来たらどのように回復していくのか?

という点まで、深く考慮してから治療にあたった方が良いと思います。

 

リーゲルテレスコープ義歯は

ドイツでも日本の*稲葉 繁先生の症例でも

一度製作してから40年以上も使い続けることができている

実績のある義歯システムです。

 

ドイツ式のリーゲルテレスコープを用いることで、

自分の歯とインプラントと入れ歯を一体化させることができ、

どこで噛んでも均等にその力が分散するようになります。

 

歯と入れ歯をリーゲルレバーで連結固定するので、

入れ歯が外れてしまったり、動いてしまったりすることはありません。

 

しっかりと固定されて、何でも噛んで大丈夫になります。

 

また

万が一、何かしらの支障が出たとしても、取り外しができるので

比較的容易に修理・修正することが可能です。

 

インプラントが埋入してある利点

今回のように最遠心部にインプラントが埋入してある事で

入れ歯の下の歯ぐきの沈み込みが無くなり

手前のレバーが掛かる自分の歯への力の負荷が軽減されます。

 

インプラントが無くても十分に効果的で長持ちする義歯ですが

インプラントがあるために

より安定が得られます。

 

嬉しい報告

説明の内容もとても丁寧で、安心してお任せすることができました。

これまで何件も歯医者を周りなかなか満足のいく治療をしてもらえなかったり、不具合が起きたりしていましたが、初めて満足のいく治療をしていただけました。

 

おかげ様で、毎日快適に食事・生活ができております。

 

という感想をいただき

私たちも感激しています。

 

リーゲルテレスコープ義歯は、

リーゲルレバーでガッチリと自分の歯とインプラントと入れ歯を固定し

入れ歯で二次的に一体化することができて

しかも

長期間にわたって機能的に噛むことができる。

 

とても違和感の少ない、快適なドイツ式の入れ歯です。

 

 

*稲葉 繁先生

1978年 西ドイツチュービンゲン大学留学。E.Koerber教授の下で客員教授

1992年 日本歯科大学歯学部高齢者歯科教授

1999年 日本歯科大学歯学部補綴学第3講座教授

現在 一般社団法人IPSG包括歯科医療研究会代表

 

「医療には最善の方法が実行されるべきである」

という信念のもとに

ドイツで習得したドイツ式の補綴治療を

日本の歯科医師に正しく伝え、広め続けています。