いつ歯医者さんに行きますか?-横浜・鎌倉・藤沢の予防歯科医院

2017/11/09
歯科は健康の分岐点

ズキーンと痛い!痛くてズキズキする!もしくはグラグラになっちゃった!…など

 

歯が痛い、、、

虫歯で歯に大きな穴が開いている、あるいは、歯周病で歯が抜けてしまった。

そうなったら歯医者さんに行こう⁉

と、思っている日本人はまだまだ多いかもしれません。

 

しかし

それでは本当に手遅れなのです。

 

・病気の原因と対症療法

むし歯や歯周病の原因は、お口の中の細菌が身体の組織に感染することで起こります。

 

急性期と慢性期を繰り返しながら、徐々に悪化していきます。

 

痛みや腫れは、細菌感染に対する生体防護反応・炎症反応の徴候の1つです。

急性期の症状といえます。

 

まずは、炎症による痛みや腫れなどの症状を緩和しなければなりません。

“対症療法”です。

対症療法で症状が治まったからといって、病気の原因は解決していません。

 

・原因除去療法を行うには?

目先の不快な症状を消失させる“対症療法”は、比較的短期間で済み

わかりやすい治療になると思われます。

 

ただし、治療をそれだけで終わらせてはいけません。

 

むし歯や歯周病は、慢性疾患です。

自覚症状が無くなったからと言って、根本は変わっていません。

自覚症状がないまま、また徐々に病気が進行してしまいます。

 

歯科治療の“原因療法”は、

細菌感染除去を目的とした口腔環境改善を図る必要があります。

根本の治療は、地味で長い道のりになることも多いです。

 

病気の発症や進行具合は

“細菌因子”“環境因子”“生体因子”のバランスによって成り立っていて

各個人によって、さまざまです。

 

発症の時期や進行程度は様々でも、行きつくところは同じです。

口腔内なら腫れや痛みを繰り返した挙句に歯を失って、

食べられるものに制限ができたり、発音がおかしくなったり、口元を隠したくなったり、、、

全身的には、全身の血管が蝕まれて、生活習慣病の発症や悪化が起こります。

 

しっかりと根本的な治療して健康を取り戻すには、時として、根気と努力が必要です。

 

むし歯や歯周病は、自然には治りません。

 

急性期症状が治まって、自覚症状がほとんどない慢性期に入ったとしても

またそう遠くないうちに、つらい症状を伴う急性期をむかえたり

いきなり歯を失ってしまうことになったりすることでしょう。

 

今更ながら、病気への対処は早期発見・早期治療が重要です。

 

できるだけ簡単な治療と小さな努力の継続によって健康を取り戻しましょう。

 

その後は東洋医学的な発想で「未病」への介入が効果を発揮します。

 

予防歯科のアプローチによって、病気になりにくい環境を維持し

生涯にわたって、大切な歯から全身の健康を守っていきましょう。